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MAPS スタッフメッセージ

スタッフコラム



 

このコーナーでは、MAPSスタッフが日々の出来事に対して

コラム&トピックスの形でメッセージを発信していきます。


またコラムでは、2つのテーマに沿って記事を投稿していきます。

1つは「日々の出来事に対する“疑問”や“気づき”」。

もう1つは「“マーケティング”に対する個人の考え」です。
   

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♯3 『文章力〜その3〜』


表現方法の1つである「シンプルな表現」には、その独自の“表現力”を発揮する専門領域がある。
そして“表現力”を発揮するためには、読んでもらいたい相手を決める。
つまり、ターゲットの設定が不可欠である。


前回(#2)では、文章における具体的なターゲット設定の重要性について書きました。
今回は内容(中身)についてです。
定めた読み手(ターゲット)に「本当に伝えたいこと」、それが書くべき内容です。
ここで重要となるのが“本当に”という部分です。

真に(本当に)伝えたいことを際立たせるためには、
「“できれば”伝えたいこと」をいかに削るかが重要です。
一方で、いかに残すかということは、その文章のダイナミズムに影響します。
そのさじ加減は、もちろんターゲットが曖昧ではできません。

百聞は一見に如かず。
「ターゲット/内容/表現方法」がマッチしている例を実際に見ていただきましょう。

参照記事:
http://www.nikkei.com/article/DGXLRST0448540Z21C16A1000000/

実はこれは、日経新聞電子版で公開された、人工知能(AI)が書いた記事です。
日経では初の試みでした。作成はすべてAIが行い、人は一切関与していません。

掲載された記事は、企業の開示した資料をもとに、
AIが要点を抽出して作成した「決算サマリー」です。

記事のターゲットはステークホルダーやビジネスパーソン。
内容は企業の業績データです。
そして読んでわかるとおり、まさにシンプルな表現です。

この記事の読みやすさは、AIの技術が革新したからだけではありません。
「ターゲット/内容/表現方法」がピタッと当てはまっているからです。
決算サマリーでターゲットに伝えるべき“本当の”内容は、今期の数値と過去を比較した増減です。
AIの表現は飾り言葉を一切排除し、数値と増減だけを伝えることに上手くマッチしました。

ターゲットに、何を“本当に”伝えたいのかで、有用な表現方法は変わってくるのです。

◎もし決算サマリーを“小学生”に伝えるとしたら、皆さんはどのように伝えますか?

  
   
 
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